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プラヤ・デル・カルメン4日目:マヤ遺跡と泉へダイブ!

プラヤ・デル・カルメン4日目:マヤ遺跡と泉へダイブ!_f0194826_1553239.jpgさて、何気に観光最終日です。翌日はただ帰るだけなので。
最終日のこの日は、せっかくマヤ文明の地に来たのでマヤ文明に触れてみようと、遺跡を見に行くツアーに参加してみました。
Chichen Itza(チチェン・イッツァ)という、世界遺産にも登録されており、9世紀初頭から建設が開始されたと言われているとっても古い遺跡です。メキシコといったらここ!という観光スポットになってます。


この日は近くの大きなホテルに朝7:40集合でした。
さぞや大きなバスが来るかと思いきや小さなバンが登場。乗ったのは私たちを含めて4名。あれれ・・?
するとドライバーが「ここから少しだけ移動して大きなバスに移ります。」
なるほどね。
バンでいくつかホテルを回ってお客さんを乗せつつ、やっと大きなバスへ。やっと出発か~、と思ったら、さらにいくつかのバンの到着をまった上に、さらに他のホテルを回る。
私たちが集合してから1時間強の時間が経過してようやく出発です。。おいおい・・
とはいえ、やはり人気スポット。バスは満席。

このツアー、朝ごはんが付いていて、バスで配られます。ま、単なるパンですけど。
飲み物はなんと飲み放題で、ガイドのおじさんがひっきりなしに、飲み物いる?と聞かれます。どうも、どうも。
飲み物といってもジュースや水だけじゃあ、ございません。テキーラ、コロナも飲み放題!さすがメキシコ!
みんなどんどんコロナを注文してました。わぁーお!!

ガイドのおじさんは二人いるんですけど、そのうちの一人はスペイン語なまりがかなりきつい英語をしゃべるので、ただでさえ英語理解できないのにさらに理解に苦しみます。。
ガイドはスペイン語と英語両方やるんですけど、いつ英語に切り替わったのか全くわかりません。。
いろいろ説明してくれるのですが、聞くことを放棄して私は爆睡しました(笑)

途中、お土産やさんによりつつ、やっと着いたのは私たちがホテルを出て4時間ほどたってました。遠い~。

出だして、ここがすごい世界遺産だと書きましたが、私、実はこの場にくるまで、チチェン・イッツァの知識ゼロでした。
マヤの遺跡に行くらしい。ということしかわかっておらず。。

ゲートをくぐって、しばらくいくと・・・ありました!ピラミッド!エル・カスティージョ(ククルカン・ピラミッド)っていうそうです。
広場にどどーんと登場します。圧巻です。

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昔はこの頂上まで登れたらしいのですが、落書きをする人や、石を持ち帰ってしまう人、頂上でトイレを我慢できずにおしっこしちゃった人とかいたらしく、登ることが禁止になってしまったそうです。
まったくひどい輩がいたもんです。おしっこなんかするなー!!
登りたかったな。。かなり急勾配なので降りるのがかなり怖そうですけどね。

このピラミッド、ただの三角おやまじゃございません!
ピラミッドの階段は4面の91段を合計した364段に最上段の神殿の1段を足すと、365段になりマヤ暦の1年(365日)を表していたそうです。天体学なんて考えもなく、ましてや望遠鏡もない時期からマヤの人たちはすでに1年が365日で巡ることを知っていた。すごいことらしいです。
現代では天体望遠鏡で観測していた天体を、マヤの人たちは肉眼で観測を続けて編み出したそうですよ。すごい集中力と執念・・
って、ガイドはいろいろ教えてくれていたのでしょうが、私にはあまり英語で聞き取れないので、旦那さんに聞いても「階段が365段あって、1年365日と一緒だからすごいんだって!すごいな~」って一人で感動。私には何がすごいんだかイマイチ伝わらず・・肉眼でチェックとか言われてたらもう少し感動したかも?(さきほどネットで調べてみました)

さらに、このピラミッドの前で手を叩くと、それはそれは大きな鮮明な音で響き渡るんです。どうやらピラミッドの一番上から人が話をしてもその下にいる人たちにスピーカーなんて器具も使わずに音を届けることができたらしいです。このピラミッドの構造によって。ふーん。。
そこら中のガイドが代わる代わるパンパンっと手を叩いてました。


プラヤ・デル・カルメン4日目:マヤ遺跡と泉へダイブ!_f0194826_15545738.jpgピラミッドの横には戦士の神殿と呼ばれるものがあり、このてっぺんには、生贄(いけにえ)の心臓なんかを置く銅像がありました。ひょえ~
マヤの文化では生贄をささげることが非常に重要であったようで、月に2,3回だか、何回だったか、かなりの頻度で生贄をささげていたようです。
生贄って単語、何回聞いたことか・・生贄は「sacrifice」というそうです。ひとつ勉強になりました。どこで使うんだか・・


プラヤ・デル・カルメン4日目:マヤ遺跡と泉へダイブ!_f0194826_1555396.jpgそして少し奥まった所に聖なる泉セノーテがあります。
聖なる泉なんていうと聞こえがいいですが、なんと、深さ20mもあるこの池に生きたままの生贄を突き落としたそうです。死に物狂いで這い上がってくる生贄を何度も何度も突き落したそうです・・うう・・


プラヤ・デル・カルメン4日目:マヤ遺跡と泉へダイブ!_f0194826_15561167.jpg球技場なんかもありました。先日、夜のショーでみたマヤ式のサッカーができる球技場です。見てください。このゴールの高さ。ありえませんて。。
キャプテンだけがゴールを決めることを許されており、見ておわかりの通り、ゴールを決めることがかなり難しいので大抵、スコアは1-0だそうです。
そして勝った方のキャプテンが生贄として神に進呈されたそうです。ひょえ~。キャプテンやりたくな~い!
でも当時はとっても名誉なことだったんでしょうね。でも・・ねぇ・・


プラヤ・デル・カルメン4日目:マヤ遺跡と泉へダイブ!_f0194826_15564682.jpgこんな遺跡の間の道にはかなりたくさんの露天商がいて、Tシャツとか、皿とかバッグとかいろいろ売ってます。
あとこんな木彫りの人形やらお面も。
やたらとこの人形を売っていて、「1ダラ($)~、1ダラ~、Almost free!」ってしきりに言いよってました。まあ、確かにほぼ無料よね。。それでも買ってくれないなんて、結構切ないわよね、おじさん。。なんて思ったりしました。
それでもやっぱり外人は買うんですよ。このお面。びっくり。
あまりにみんな買っているので、うっかり買っちゃいそうでした。いかん、いかん、悪夢を見てしまいそうです・・

結構な時間、ガイドをしてくれるうえに、日差しが強くて、髪がじりじりと焼けていて私の集中力も限界でした。だだをこねる子供でした、私・・途中、もう逃げ出したくなりました・・
最後の方は熱心に聞き入る人たちの後ろの木陰で小学校低学年の男の子と一緒に座り込んでました。はい、私小学生男子と同じレベルです。すみません。。
私が一番興味深かったマヤ情報は、マヤ人の地をひく男性は、首が短くて背は高くても160cmほどの小柄であるということ。たしかにすんぐり、むっくりしてます。サッカーゴールの画像に移っているガイドさんもマヤ人らしいです。

やっとこさ終わってお次はバスで移動して楽しみにしていたIk-kilのセノーテへ。
セノーテといっても、生贄として突き落とされた泉ではなく、観光客が泳げる自然豊かな泉です。
上からのぞくと結構高さを感じます。

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泳ぐ気満々で水着も着てきました!ツアーのほかの人たちは若干おじさま、おばさまが多めなので、全然泳ぐ気配なしです。
年配ターゲットのツアーだからなのか、遺跡ではたっぷり時間はありましたが、この泉では40分しか時間はありません。泉へダッシュ!
上から見下ろす景色もすごかったですが、下から見上げる景色もまたすごい!
何人かの人たちが泳いでいます。
でも日は全然差し込んでいないし、水深が深く水の色が濃いので何とも冷たそうに見えます。
ふ~!飛び込むには勇気がいるぞ~と思っていると、泉からあがってきた外人が、冷たくないよ!と後押ししてくれます。
恐る恐る入ってみると、なるほど、見た目ほど冷たくない。海より断然あったかい!
海ではないので体があまり浮かないので立ち泳ぎをしていないと沈みます。。
でも気持ちいい~♪(注:高台にたたずむ男性は旦那さんではありません)

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そしてここまで来たからには高台から飛び込まないと!
数人の人たちがジャンプしています。旦那さんと二人で高台へ。思ったよりも高く感じられます。高台には飛びかねているおばちゃんが一人。先にいっていいわよ~!いや、おばさま、先に!怖くないわよ~!なんて妙なハイテンションでおばちゃんと仲良くなりつつ、隣にいる旦那は完全にびびってます。
「やばい、飛べるかな・・」なんて弱気な一言。。
じゃあ行くわ!おばちゃん、飛ぶ!

私もここまで来たからには飛ばねば!あんまりここに長くいすぎても飛べなくなっちゃうし!旦那は一向に飛べる気配がしないし。
ということで、私先行くね!と、どぼーん!と飛び込みました!爽快!!
さっきのおばちゃんと水中でハイタッチ!
「あなたの旦那、まだ上にいるわね~」と高笑いのおばちゃん。

「怖くない?怖くない?えー、飛べないよ~」情けなくびびりまくる旦那。
どれほど時間がたっても飛ばないので立ち泳ぎも疲れるし再び高台へ向かう私。
平気だからいきなよ!といってもまだ尻ごみ。
回りの観客たちもおもしろがって見詰めています。あのジャパニーズメンはいつ飛ぶのかと・・・

それでも飛ばないので、再び飛び込む私。二回目。爽快!
見上げるとまだ高台にいる旦那。

笑いが苦笑いになっちゃうぞー!

と、しびれをきらせる直前にようやく飛び込みました(笑)
よかった、よかった。

この弱気な姿があまりに印象的だったみたいで、帰りのバスでは何人もの人たちに「見てたわよ~」と笑われました。
印象付けられてよかった、よかった。

楽しく観光最終日、終了!

by asami-en818 | 2009-02-10 16:02 | メキシコ

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